令和4年度北上川バレーDX推進高度人材確保促進事業の成果発表会に参加しました。
2023.03.29
2023年3月23日(木)、『令和4年度北上川バレーDX 推進高度人材確保促進事業(次世代モビリティ社会を担う自動車関連高度技術者育成プログラム)の成果発表会に参加し、課題名『高速道路作業員の安全作業に寄与する表示機搭載自律走行ロボット開発』について成果報告をしました。
目的・背景
交通管理隊員や作業員が高速道路上で予告表示機を置く作業は規制資器材が何もなく危険な作業なため、安全、容易に設置できる装置の開発が求められています。
そこで、今回は高速道路の作業で使用される予告表示機の設置作業を自動化(移動ロボット化)することをテーマにしました。
今年度成果
- オープンソース自動操縦システムであるArduPlot(アルジュパイロット)を用いて、自社で保有するRCカーを利用し自動走行の検証実施、必要な機能の確認ならびに知見を習得。
- 走行速度、車体重量からモーターの回転速度、必要トルクの計算を行い、不整地を走行可能な車輪構成を決定。
- バッテリーについては安全性、駆動時間、入手性、コストの観点から適切なものを選定し、本体車両はSolidworks(CADソフト)を用いて設計。
今後の展望
来年度はみちびき衛星に対応したRTKモジュールを追加した検証、ならびにカメラ、センサーを追加し自己位置推定の精度を向上させる開発に取り組む予定です。
また、実際に車体の組立てを行い制御部と統合した動作検証を行いたいと考えています。