【絶賛開発中&協業求む!】漏水検知システム
第2回実証実験を行いました
こんにちは。イーアールアイの藤村です。
弊社で開発中の漏水検知システムについて、株式会社ミスズ工業様の岩手工場(北上市)で第2回実証実験を行いましたので、その結果についてご紹介します。
漏水検知システムの構成や通信技術については、第1回実証実験のブログをご参照ください。
【絶賛開発中&協業求む!】漏水検知システム始めました
今回の実証実験では、前回要望のあった以下の機能を実装し、適切に動作するかを確認しました。
・漏水が発生した際にメールで通知する機能
・漏水への対処状況を記録する機能
また、今回の実証実験では、信号の飛距離が伸びた新型の無線タグを使用したため、前回よりも電波環境の悪い場所でも漏水検知システムが正常に機能するかも確認しました。
前回の実証実験からアップデートした機能
前回の実証実験からアップデートした機能についてご紹介します。
メール通知機能
これまでは、定期的にWEBアプリを確認しないと漏水があったかどうかを調べる事ができませんでした。そのため、漏水が検知された場合には、以下のような通知メールが送信される機能を追加しました。メールに記載されたリンクからWEBアプリにアクセスすることができます。
対処状況入力機能
これまでミスズ工業様では、漏水が発生した場合には別の媒体に対処状況を記録していました。そのため、WEBアプリにコメント欄を追加し、発生した漏水への対処状況などを記録できるようにしました。これにより、漏水検出や通知だけではなく、漏水に対する対処状況の記録、管理、共有も漏水検知システム内で行えるようになりました。
ログイン機能
セキュリティを強化するため、WEBアプリにアクセスした際に、以下のようなログイン画面を開くようにしました。
事前に登録済みのメールアドレス及びパスワードを入力する事でログインする事が可能です。
第2回実証実験について
1.概要
期間
2022年7月28日~2023年1月17日
場所
株式会社ミスズ工業様 岩手工場(北上市)
目的
今回追加した「メール通知機能」や「対処状況入力機能」が正常に動作するかを確認します。
今回の実証実験では、前回の実証実験よりも信号の飛距離が伸びた新型の無線タグを使用しています。そのため、前回よりも電波が受信しにくい環境でも、漏水検知システムが正常に機能するかを確認します。
2.環境
前回は同じ部屋にゲートウェイと漏水センサを設置しましたが、今回は廊下を挟んだ別々の部屋にゲートウェイと漏水センサを分けて設置しました。
3.試験結果
新型の無線タグを使用する事により、前回の実証実験時よりも電波が受信しにくい環境であっても、漏水センサからの信号が問題なくゲートウェイまで到達する事が確認できました。
漏水センサに水をかける試験を実施したところ、以下の通知メールが正常に届きました。
また、発生した漏水に対してメモを記録する事もできました。
終わりに
今回の実証実験では、ミスズ工業様から以下の嬉しいお言葉をいただきました。
- 今回は、漏水センサを人が簡単に確認できない場所に取り付けたため、システムを通じて漏水状態を確認することができたので助かりました。
- センサー設置場所は以前に漏水が発生した場所であるため、修理等の対応を随時行っていますが、当該センサーによる検知が働いていたお陰でお正月の長期休暇も安心できました。
今後も、漏水検知システムをご利用いただく皆様にとって、より使いやすいシステムを目指し改良を進めてまいります。
漏水検知システムは現在絶賛開発中なので、
一緒に実証実験や共同開発したい企業様を随時募集しております。
また、弊社はBLE-Sigfoxなどのゲートウェイとクラウドサービスを活用したシステム構築を得意としていますので、IoTシステム構築等でお困りの方もお気軽にお問い合わせください!